【内容】
昨年度の母子訪問指導者講習会「脳科学から見た現代の子育てと虐待の現状について」より学んだ多角的な面からの助産師の母子支援を、より養育の面からみた科学的見地から子どもの脳について知り、健全な心の発達に不可欠である愛着形成の重要性を確認し、日ごろの助産師業務に磨を掛けていくことができるよう学びたいと思います。
この度、埼玉県助産師会保健指導部会では、埼玉県小児科医会と共催し、福井大学 子どものこころの発達研究センター発達支援研究部門教授 友田明美先生をお招きし、マルトリートメントについて講演いただくこととなりました。
【開催日時】
平成31年6月23日(日) 13時00分〜16時00分 (受付12時30分~)
すでに配布されているチラシと時間が異なります。ご注意ください。
【定員及び参加費】
定員 200名( 対象 :医師・助産師・保健師・看護師・学生・医療関係者 )
参加費 資格により参加費が異なりますのでご注意下さい。
申し込みの際に職種の明記をお願い致します。申込は2019年6月17日迄です。
小児科医会会員:無料
助産師会会員:2000円
小児科医会非会員・助産師会非会員:5000円
学生:2000円 *学生賛助会員は無料
「チャイルド・マルトリートメント(不適切な養育)」
maltreatment(マルトリートメント)とは、mal(悪い)とtreatment(扱い)が組み合わさった単語で、前述のとおり、「不適切な養育」と訳されます。「虐待」とほぼ同義ですが、子どもの健全な成長・発達を阻む行為をすべて含んだ呼称で、大人の側に加害の意図があるか否かにかかわらず、また子どもに目立った傷や性疾患が見られなくても、行為そのものが不適切であれば、すべて「マルトリートメント」とみなされます。
子育てに懸命になるがあまり、知らず知らずのうちに子どものこころを傷つける行為をしている場合があります。マルトリートメントは強度と頻度を増したとき、子どもの脳は確実に損傷していくのです。この事実をわれわれ大人は見逃してはいけません。